お手隙かない日々

お手隙かない日々

「お手隙の時にお願いします」とは、よく使うビジネス用語のひとつ。私もよく使います。でも私自身はこれがとても苦手。これを言われた案件は、少しづつ先延ばしになってしまい、いずれ先方から「あの、いつくらいになるでしょうか」と、やんわり催促されることに。毎度すみません。
お手隙の時でいい=いつでもいいというわけではない、というのは、もちろんよくわかっているのに、ついつい急ぎの案件を優先して、優しいご配慮をくださった案件に限って、手をつける時間がなくなるというのは本当に申し訳ないこと。この余裕のなさを来年は改善したいと、本気で思う12月です。
ユダヤ人が優秀なことは、世界的にもかなり有名。アインシュタイン、エジソン、ピカソ、スピルバーグをはじめ、facebook、Google、Microsoftの創始者もみんなユダヤ人。なんとスタバの創始者も。ユダヤ人の優秀さの秘密はなんなのか、それを探る本がたくさん出ていますが、私が気になったのは「シャバット」という戒律。これは「毎週土曜日は休息を取る」というものなのですが、調べたらかなり細かい決まりごとがありました。車に乗らない、お金を使わない、料理をしない、そして電気のスイッチを触らない、など。休みを楽しむ、というより、とことん徹底して、体も心も休ませるというのが、シャバットの目的のようです。
私もさっそく週に一度、スマホを触らず(ああ、書いただけで手が震えます。できる気がしない笑)、もちろん働かず、ひたすら本を読んだり映画を観たり、編み物したりして(仕事じゃないやつね)、のんびり過ごすことを、真剣にやろうと思っているところ。そう、「amuhibi KNITBOOK 2nd」に掲載のセーターに編み込んだプーさんのセリフ、「何もしないをやると、素晴らしい何かにつながるんだよ」ってやつです。これは私が若い時に座右の銘にした言葉で、くまのプーさんの、映画のセリフなのですが、まさかユダヤ人の戒律だったとは。

いろんなものをデトックスしてくれそうなシャバット。どんな変化があったか、またこのコラムでご報告したいです。